1960-09-06 第35回国会 参議院 法務委員会 閉会後第3号 まず法改正の問題でありますが、裁判所と法務省におきましては、御承知の通り少年の年令引き下げ、少年事件に対する検察官の先議制、家裁決定に対する検察官の異議申立権等の諸点につき鋭く対立しているところであり、現地におきましてもまたしかりの感を深ういたしたのでありますが、一般に警察、検察当局の態度は、現行制度は少年に対する取り扱いが寛大に過ぎ、保護偏重のきらいがあるのではないか。 大川光三